過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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115:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/13(月) 23:30:52.25 ID:ZIi8HSk0


『ねぇとーま。お肉お肉。お肉買おう!!鶏肉でいいんだよ』
『お肉はブルジョワの食べ物なので認めません。それが例え地を駆けようとも空を飛んでいようとも関係ありませんとも』
『うううーーー!!』
『お、噛むか?噛むのか!?』
『いいもん……ああ…折角今日は“懺悔室”を解禁しようかなぁ〜って思ってたのに。とーまにはがっかりかも』
『!?ざ、懺悔室をしてくれると…』
『お肉食べなかったら力が出ないから出来ないかも〜チラり…』
『く…口でチラりとか…いや、その…ぐぬぬぬ…と、鶏肉ならば…』
『わーい!!とーま大好き〜〜!!今日は懺悔室に“聖体礼儀”も追加しちゃうんだよ』
『イェフゥゥゥゥーーー!!マンマミーア!!』


カップルの言っている言葉の意味の半分も理解できなかったが、仲睦まじいことだけは把握できた。
そして、多分それ以上の理解なんざ必要ない。知らなくても何の差し障りも無いのだから。
周囲の客が微笑ましくもドン引きする可愛いカップルを眺めながら佐天もあらあらうふふな視線を向ける。
仲良きことは素晴らしきかな。

(私もあんなラブラブカップルになりたいなぁ〜)

カップルになるには当然相手が必要であるとはたと気付く。
では、誰と。一体誰とそうなりたいのだろうかと己に問い質す。佐天の脳裏にすぐに一人の人物が思い浮かぶ。
白くて赤くて細いあんにゃろうだ。顔が一気に熱くなる。

(いやいや、そんな。流石にそこまで。会ってまだどんだけよって話しでしょうが。アンタはそんな惚れっぽいのか佐天涙子)

そうは言いながらも火照った顔から熱は中々抜けてくれない。





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