過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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207:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/18(土) 00:24:43.09 ID:tx9S1z.0

「ようやく白状しましたね〜うんうん人間素直が一番」
「貴女…よく恥ずかしげもなく言えるわよね」

佐天は白い頬朱に染めると、やわらかな笑みを浮かべる。

「そりゃあ恥ずかしいですよ私だって。でも否定しようにも否定出来る要素が薄いというか…う〜ん」
「それは違うって自分にいいわけが出来ない?」


「言い訳…そう、言い訳ですね。上手い言い訳が見つからないっていうか、
誤魔化す材料がどれだけ探しても見つかんなくて…
もういっそ認めちゃった方が楽だなぁって」


佐天は小さくはにかむと、くるくると髪を指に絡めては解く。
彼女は彼女なりに照れているのだ。


如何せん、自分は聞き手が多いし、仲良しメンバーで集まる時は御坂美琴オンステージなのである。

正直、自分のこういう感情を人に話すのは慣れていない。



「認めちゃった方が楽かぁ…」

思うところがあるのか、結標は小さく吐息を吐く。
カランと乾いた音を立て、彼女のアイスティーの氷が溶ける。

「認めちゃったら認めちゃったらで、また今度は色々悩んじゃうんですけどね。
今までの自分の言動とか振り返って、あれ無しにならないかなとか」

特に初対面でノゲイラばりのタックルからガン泣きとか。

くんかくんかすーはーすーはーとか。


思い出すだけで床を転がりたくなる。
というか、自室では何度転がったことだろうか。

嬉しいことを思い出しては転がり、恥ずかしいことを思い出しては転がる。

最近の佐天さんの部屋では、顔を真っ赤にして枕を抱いたまま転がる彼女の姿が毎日のように見ることが出来るであろう。



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