過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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215:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/18(土) 00:41:27.80 ID:tx9S1z.0

あんなに寂しそうな背中をした人を初めて見た。
華奢で、薄くて、儚げな背中。
守ってあげたいと思わずにはいられない背中。
キッチンに立って、彼が珈琲を淹れている時に、ふと思うことがある。


その背中をぎゅうっと抱きしめてあげたらどんな顔をするだろうか。



「誰も私の気持ちなんてわかってくれないって、どこかでいじけてたんです」

御坂美琴にさえ、心の底で思っていた。
それを一方通行は見抜いていた。
そして彼が去り際に放った言葉がある。


「でも、私もわかろうとしてなかった。あの人の気持ちも」


寂しそうな、打ち明けたい言葉を飲み込んだ子供のような瞳でつぶやいた言葉。


「本当は強い以上に寂しい人。寂しがり屋で、甘えたがりなんだと思います。
それがわかっちゃってから正直、すごく困ってしまいました」

「それは…」

じっと佐天の言葉に耳を傾けていた結標が真っ直ぐに佐天を見る。



「幻滅した…ということ?」




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