過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
1- 20
22:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/11(土) 01:14:34.90 ID:0K5Poxg0

『頼む、(イメージを変えるために)オレの側にいてくれ。(巨乳好きと思われる為には)お前が必要なんだ。
(不測の事態に自分の身を自分で守れるだけの力を持った)お前じゃねェとダメなんだ!!!』

『!?………ふ、不束者ですが…』


林檎のように顔を真っ赤にして俯く彼女を見ながら一方通行は一つの真理を見た。
誠意を持って接すれば人は応えてくれるのだという至極まっとうな、人としての理を学んだといえる。

素直であることが如何に大切か。
心の内を素直に曝け出し、誠心誠意をもって接すれば自分のような救い難い社会のクズであろうとも、人はこうして手を差し伸べてくれるのだ。

(黄泉川…そうか、そういうことだったのかよォ!)

一体なにがそういうことだったのかはわからない。
しかし、彼がまた一つ、悪党という名のツンデレになったことだけは確かだ。
それもデレ寄りの。


それだというのに、この状況はどうしたことか。
このままでは努力が全て水の泡になってしまう。
嫌々ながらも自分につき合ってくれた、結標にも顔向けが出来ないではないか。

「オイ、泣くんじゃねェよ」
「泣いてません!!泣いてませんよぉ…これはただ目から水が出てるだけで」
「それを泣くってンだろうがァ!!」
「グスッ…」
「ああァッ」


明らかに困りきった顔がいけなかった。
佐天は、折角会えた一方通行を困らせてしまっている自分に情けなくなり、今にも消えてしまいたいと、更に涙を流す。
焦る一方通行、泣く佐天。正直ドツボとはこういう状況を言う。

「中学生はなァ…ババァなんだよ」疑惑が解けつつあるというのに、新たに
「中学生はなァ…食べごろなんだよォ」疑惑が生じる。

学園都市最高の頭脳をフル回転させた一方通行は、そこで一つの答えに辿り着く。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
832Res/545.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice