過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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290:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/20(月) 22:58:09.45 ID:InxzDA20

「えへへへへ〜〜あくせられーたさんの匂いだぁ〜〜」

もう見てらんない。
ホント、この子些かデレ過ぎじゃない?というくらいにだらしない顔だ。
マタタビの匂いに酔っ払った猫のようである。

御坂さんがこの領域にたどり着くのと、上条さんと一方さんがフラスコ逆さ人間をはっ倒すのとどちらが先だというレベルだ。



「だってしょうがないじゃんね」



もしかしたら自分は相当変な奴だと思われているのかもしれない。
一方通行の顔を見るなり、恥ずかしさに耐え切れず顔を合わせずに走って逃げてしまった。
失礼で挙動不審な奴だと思われているだろう。

しかし、それでもいいじゃないかと思っている。
既にこれは開き直りにも似た思いだが、結標との会話を思い出す。



「落ちちゃったんだもん。しかたないぜ」


ぎゅっと枕を抱きしめて一方通行の匂いを吸い込む。

しようと思ってするのではない。

落ちてしまうものなのだ。

だから仕方が無いのだ。


「………何話そうかな」

ゴロゴロと転がりながら弾む声を抑えきれずにくぐもった笑い声が漏れる。
赤い頬を隠すように枕に顔を押し付ける佐天の耳に、ドアに鍵を差す音が届いた。



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