過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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477:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2010/12/26(日) 23:09:57.09 ID:c29MpCE0

岩に刺さった伝説の聖剣よりも、どうせなら良く切れる包丁が欲しい。
佐天は主婦じみたことを考える。伝説の鎧よりも、汚れがすぐ落ちるエプロンが欲しい。
骨も残さず焼き尽くす炎の魔法よりもじっくり旨味を逃がさずに程よい火力のコンロが欲しい。

あっても困るものだからだ。
もっと昔であれば、そういうものへの憧れもあるが、今は自分にそんなものが扱えるとも思わない。
自分の手に余るだけだ。

「能力ももしかしたら一緒なんじゃないのかなぁって。強い能力が事件を解決してくれるんじゃなくて、
そもそも事件自体が強い能力の為にあるんじゃないのかって。
コナン君が推理してくれるから事件が起こるんじゃなくて、コナン君が推理力を発揮する為に事件が起きてるみたいな」


随分とキワドイ発言だ。


「たまに思うんです。とんでもない事件を解決してくれるのが強い能力者なら、
そもそもそのとんでもない事件を呼び込んでいるのもその強い能力者じゃないのかなって」

「そりゃ事件を起こす能力者もいるけど……御坂さんは、少なくとも御坂さんはそういう人じゃないよ?」


白井さんは性犯罪者の気が強いけどね、と半ば本気で佐天は思う。
中学生であの変態さは時折友人である自分も引く。というか正直6割の確率で引いてる。
自分が標的じゃないだけまだ他人事としてみているが、そうでなければ金属バットさんの出番かもしれない。
背筋に走る冷たい汗を感じながら佐天は苦笑する。




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