過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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60:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/12(日) 01:25:00.67 ID:llRuvQc0

「つーか、イイのかァ?メシなンざ適当に…」
「駄目です。そう言って放っておくとお肉しか食べないじゃないですか一方通行さん」

ファミチキ五千円分相当を見た時は卒倒しそうになった。

「番外個体みたいなこと言いやがる…」

番外個体という名に、微かにピクリと口元が引きつるが、一方通行はそれに気付くはずもない。
そんな細やかな配慮の出来る男のはずが無いのである。


「誰でも言いますよ。それにお料理するの好きですし」


しかもそれが気になる人に作るのだったら尚更燃える。
やる気満々だ。授業中にこっそり料理本を覗き見る回数と、教師に怒られる頻度が上がったのはご愛嬌。

ちらりと視線を戸棚に何気に移したところで佐天は何気に気になったことがある。


「そういえば一方通行さんって紅茶とかは飲まないんですか?」
「紅茶ァ?」

初めて聞いたぜそんな言葉、そう言いたげに眉を顰める一方通行に、妙案が浮かんだとばかりに佐天はにこっと笑う。

何かを企んているような笑みに、一方通行が見覚えがあった。

打ち止めが彼に我がままを言う時、悪戯を仕掛ける時、こういう笑みを浮かべたと思い出す。
清々しいほどに屈託がないというのに、滲み出る胡散臭さ。


「何か警戒してません?」
「!?テメェ……さては思考を…」
「読めませんから。無能力者ッすから自分」

この人予想以上にわかりやすいなぁ〜と佐天は密かに思う。
顔芸というか、顔に感情がありありと出ている。



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