過去ログ - 佐天「嫁にして下さい!」 一方通行「ゴメン、ちょっと待って」
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87:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[sage]
2010/12/12(日) 19:01:07.93 ID:llRuvQc0


「本当は甘えたいけど、あえて我慢するの」

「甘えたい盛りの子供が我慢するのはよくないじゃん。親や兄弟に甘えたい気持ちなら尚更」

「そうなの、兄弟が問題なのってミサカはミサカはヨミカワの口にしたワードに触れてみる」

「何がダメじゃん?アイツ相当素直になったから多分甘えさせてくれるじゃん。問題ないじゃん」

「ミサカは今まであの人とべったり一緒にいたがってた。
けど、そうするとあの寂しんぼウサギはすぐに『家族愛』で一括りにしたがるのってミサカは
ミサカはロシアで見たあの人の無邪気な笑顔を思い出しときめきと不満を覚えてみる」

「ええっと……つまりアレじゃん。あんまりくっつきすぎて家族としか見られなくなるのは困るってことじゃん?」

「そう!!素っ気なく振る舞ってあの人に、ミサカもお年頃の女の子であることを意識させる。
それから徐々に成長して光輝いていくであろうミサカを見せつけるの。
今誰とつきあっていようが、最終的にミサカがあの人の隣に立てばいいわけであって、
それまでは大目に見るつもりだよってミサカはミサカは大人の余裕を見せつけながら
『ミサカ五ヵ年計画』の概要を打ち明けてみる」

ふんす、と鼻息荒く力説する打ち止め。
自分が11歳の時はこんなにもガッツいていただろうか。黄泉川は十何年前の記憶を辿る。


「ああ……それで、番外個体は結局どうするじゃん?」
「あの子は意固地だから、多分素直に説得されないと思う。だから最終的には自分で答えを見つけるしかない
とミサカはミサカは甘いだけの姉とは違うのだよと言ってみる」

「つまり放置ってことじゃん…御坂妹…頼りにしてるじゃん…」



保護者としてのふがいなさを噛みしめながら黄泉川は番外個体と御坂妹がいる部屋へと視線を向けた。




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