317:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/19(水) 19:59:27.85 ID:ByfiZ9Zl0
クソ猫は我が物顔で部屋を歩き回る。
あちこちに毛を付けまくりがって。
猫の匂いが完全に部屋に付いちまった。
ヤレヤレ…。
コイツが居ついてから半年が経った。
はっきりと飼ったわけじゃねぇ。
いつの間にか完全に入り浸ってやがった。
まぁいい。
退屈するくらいなら多少やかましいくらいがいいのかもしれねぇ。
買い物から帰るとクソ猫が血まみれで倒れてやがった。
どうした!?
何処のどいつにやられた?
今すぐミンチにしてやる。
いや、まずは医者だ。
コイツをこんな目に遭わせやがったゴミ屑野郎の処刑はそれからでいい。
病院まで能力全開で走る。
間に合え!!
医者をとっ捕まえて猫を診せる。
何としてもコイツを助けろ!!
イマイチ要領を得ない医者の胸倉を掴んで念を押す。
治療時間が気が遠のくほど長い。
一体何時間待ってるんだ?
時計を見る。
まだ一時間も経ってねぇだと。
……クソッ。
何でアイツがあんな血まみれになんなきゃならねぇ。
生意気だが、まだ幼いチビ猫だろうが。
ジリジリと時間が経つのを待つ。
医者が出てきた。
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