過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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[saga]
2010/05/26(水) 21:31:27.52 ID:jc0ANV20
(私も含めみんながみんな不安になってる。ロシアとの戦争は無事に乗り切ったけど全てが解決したわけじゃない)
美鈴を代表者として集まった保護者の集いは、子供の無事を心底祈りながら行動し始めていた。
まだ具体的な放心は決まっていないが、事は単純に回収運動では収まらなくなっている。
仮に子供達を回収できたとしても、今回の一見で不本意ながら学園都市が世界で一番安全な学び舎なのは示されてしまった。
今や海外に留学したとしても、そこが安全だという保障は微塵もありはしない。
でも。
だからこそ。
動かなければいけないのよ、と美鈴は強く決意する。
具体的な策がなくとも、どうすれば最善なのか解らなくても、母親のプライドとして『どこかの誰か』に娘を任せるわけにはいかなった。
(幸いなのか政界で重鎮の人も協力してくれるっていうし、悪い事ばかりじゃないか。確か同じ常盤台中学に娘を入学させてるって言ってたかなぁ)
漸く辿り着いたスポーツジムの受付で、会員カードを受付係りさんに見せて脱衣所に向う。
寒空のなか数十分も歩いていたせいか冷えていた身体が、温かい暖房の気流に包まれほっとした気持ちになる美鈴。
「まっ、難しく考えても仕方ないってことか。私は私の出来る事を一歩ずつ詰めることしかできないわけで」
重たい思考を吹き飛ばすように、内心ではなく声を出す事によって処理した美鈴。
その声音は少し憂鬱分を含むも、浸りきったものではない軽口だった。
そのまま普段の軽い調子が戻ってきた美鈴は、脱衣所の一角で持ってきたブランド品のバッグを肩から下ろし荷物を漁る。
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