過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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32:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[saga]
2010/05/26(水) 22:07:50.98 ID:jc0ANV20

ゴクリ、と美鈴は喉に溜まった唾を飲み込む。
まさかこんなとこで人様の家庭崩壊現場に足を突っ込んでしまおうとは想像もしなかった。
しかもタイミング的に考えて隠し子の可能性もある。なんと厄介なことか。
だけどこのまま黙ってもいられない。
なにか、兎に角もなにか言葉を口にしなくては……とフル回転する脳内が導き出された答えは――


「だ、だいじょうぶですよ。ほら、誰にだって過ちの一つは二つはあるもんですし、ね? ねっ? 
 だけど旦那さんは過ちを隠そうとせず奥さんに話そうとしたとこを評価してあげて、って別に旦那さんを庇うわけじゃないですけど
 そこは出来る奥さんアピールみたいな感じで許してあげっ、わ、私は何を言ってるんでしょうね、あははあはっ、忘れてください!
 ここまでの 全部なしでお願いしますっ!
 えーと、えーと、いやー旦那さんモテモテですね、上条さんも奥さんとして鼻が高いって、コレも違っ――?!」


――カオスなまま垂れ流された愉快な言語だった。


「も、もう死にたい……」


ドツボに嵌り涙目になる美鈴を、詩菜は不思議そうに眺める。


「まぁよくよく刀夜さんから事情を訊けば、ご両親もいなく住居も無い孤児みたいで、どうしても放っておけなかったらしくて」




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