過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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622:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/02/02(水) 22:53:02.89 ID:QhGnC4hO0


見始めてから一〇分ぐらい経過するといつも放たれるお約束。B級映画に当たりなど求める等、人として
何かを間違っているのだから嫌なら見るなよ、と浜面は思うのだが稀に出会える当たりの快感は計り知れないと
知っている辺り、浜面も相当に毒されていた。

兎に角も。
この口上が飛び出したのならお喋りタイムの合図である。
お約束の展開。
浜面も絹旗に訊きたい事はあったから悪くないタイミングだった。


「ねーはまづらーねーねー」


読み通りとはこの事か。
ズバリ的中した浜面は気色悪い猫撫で声を出している絹旗に目をやる。本性さえ知らなければ
可愛いとは思えるのだが。


「なんだよ」

「この映画、超つまんないです。代わりに浜面が超面白い事してください」

「無茶いうな!!」


相変わらず無茶振りすぎる! 
いい加減この扱いからも脱したいのだが、ひょっとして自分は一生このような扱いを受ける道しか
残されていないのだろうか? 考えると気分が落ち込みそうになる浜面はこの悩みを切り捨てた。


「えー。使えないですね浜面は。これだから浜面は超浜面だと何度言えば」

「俺も何度も返すが意味わかんねぇんだよ何だよ超浜面って俺の人格全否定か?」

「そうやって必死になるからキモイんです浜面は。でもここは超大人の絹旗ちゃんが妥協して上げましょう。
 面白くなくても結構ですので、滝壺さんとロシアに逃亡した際の話しを聞かせてください」


プルプルと震えていた浜面は深呼吸。
何が「超大人の絹旗ちゃん」ですかー? とギタギタにガキ扱いして否定してやりたいとこだが、ここで実行に移すと
自分の方が大人気ないと我慢した。年齢的には浜面の方が年上だから大らかに構えてやる必要がある。俺は大人、超大人……。







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