過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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623:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/02/02(水) 22:59:25.41 ID:QhGnC4hO0


「そりゃあテメェが聞きたいだけだろうが。
 俺が初めに報告しようと思ったら愚痴った挙句に映画に見入ってたのはどこの誰だよ」


それでも余計な一言二言を抑えられない浜面も大人とは言い難がったが。
絹旗はムッとして反論しようとしたが「ロシアに逃げた後だけどな」その時には浜面はもう語りだそうと
していたので難を逃れた感じだったが。


「一言で表すと大変だったとしか言いようがねぇよ。なんせ逃げた先が紛争地帯だとは思わなかったしな」

「ですが功を制したようじゃないですか。
 滝壺さんの体晶による負担はある程度解消できたようですし、こうして学園都市に戻ってこれたんですから」


悪運だけはレベル五ですね、と絹旗は他人事のように笑う。
ゲンナリしつつも事実なので浜面は否定しなかった。どこぞのツンツン頭の少年とタメを張る不幸っぷりである。


「学園都市との交渉材料は……訊いても大丈夫なんですか?」


躊躇ったような声音で絹旗は続けてきた。
逃亡者の身で、命を狙われていた浜面がどうして学園都市に戻ってこれたのか気になったのだろう。
興味本位で訊きたくなる気持ちも理解できるが、


「大丈夫だと思うか?」

「超思いませんね」

「だったら訊くなよ。余計な首をツッコまないのが『暗部』の了解だろ」


浜面としては絹旗を巻き込みたくはなかった。
この情報だけは危険すぎる。だからこそ『交渉材料』として成り立ったのだから。
かなりの綱渡りだったのは否定できないが。むしろよく成立したもんだと思いすらする。本当に悪運には見放されない。



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