過去ログ - 御坂旅掛「世界に足りないものはなーんだ?」
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632:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga ]
2011/02/02(水) 23:13:22.95 ID:QhGnC4hO0


「そうですね……」


長い長い浜面の口上を受け止めた絹旗は、


「所詮、私達の関係なんてクソったれた『仕事』での関係でしかありませんよ」


表情はフラットだ。
眉も眼も全てが平坦。感情そのものが凍りついたような硬さが雰囲気として滲み出している。


「はぁー……本当に意味の無い、下らなくて超つまらない質問ですね」


無意味で無価値だ、と絹旗は扱き下ろす。

これは終わったはずの物語。
始まりはあれば、終わりがあるように。

もはや続きが紡がれる事のない、未完成のまま閉じられた物語の一つ。


「今更なんですよ。私が答えようが答えなかろうが結果は超変わりません。
 浜面みたいな『表』から転がり込んできたゴロツキには分からないでしょうけど、私達にとってはどうという事の
 ない日常ですから、悲しいとか辛いとかって一般人が抱く当然の感情は少ないんです」
 

特段、特別ではない
どこにでも転がっている話し。
腐るほどに溢れ返っている『日常』の一つでしかない。
彼女にとっては『日常』で、一般人にとっては『非日常』だったが。





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