過去ログ - アレイスター「超能力者達にバンドを組ませる――『最終計画』だ」土御門「」
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933:以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sagasage]
2010/11/26(金) 16:05:29.49 ID:oFda1UE0

「『きのうのよる はじめてつくったカレーライス
  おとうさんとおかあさん しんぱいそうにみてたよる

  とんとんとん ざくざくざく
  じゅーじゅーじゅー ぐつぐつぐつ
  ぱっぱっぱっ じゃーじゃーじゃー

  できあがったカレーライス がんばったよる
  もぐってたべたおとうさん
  ぱくってたべたおかあさん
  ごくっとのどをならしたわたし

  からんからん スプーンがおちる
  わたしはあまいみたいです
  しおとさとう まちがえたよる』。

 ってところだけれど」

「……、……」

「あら、反応がないのは寂しいわね」

せっかく思い出したのに、と芳川は不満そうに口を尖らせたが、結標はそんな彼女の反応にかまっていられなかった。

(これは――、だめ!)

 ばっと勢いよく立ち上がった結標に一同の注目が集まる。
 この場におけるリーダーはほぼ彼女になっているため、おそらく芳川の詩に何か物申すのであろうと結標以外は全員(芳川も含めて)予想していた。
 ところが、である。
 仁王立ちした結標は視線を芳川に向け、びしっとルービックキューブを突き出した。

「このルービックキューブ、不良品じゃないの! いくら動かしてもまったく揃わないのよ!」

 詩に関してはノーコメント。結標が淡々と、しかし勝ち気な彼女らしくはっきりと芳川に意見をぶつけたのは、他ならぬルービックキューブのことだった。

「え? ああ、やっぱり不良品だったか! 道理で根性で動かしても揃わないわけだ!」

 ぽん、と古めかしい動作で手を打った削板もまた、なぜか詩の出来には触れない。
 なんとなくいたたまれない空気の中、最初に「なんつーか、あれだな。作詞はちょっと置いとこう」と切り出したのは、やはり上条当麻なのであった。


裏第四回・終了



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