過去ログ - 上条「アンタは私のものになんのよ」美琴「……不幸だ」
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866:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage  saga]
2011/03/09(水) 22:41:22.73 ID:+zErHEmV0

常盤台中学 中庭――


美琴「一体全体なにがどうしてこうなったのよ!! みーちゃん? 猫か私は!?」

フィ「そういきり立つな」

美琴「当麻は一体なにをしたの!? クッキーの件だけじゃないんでしょ!?」

フィ「もちろんだ」

美琴「可及的速やかに教えて!!」

フィ「そうだな……話をしよう。あれは今から一ヶ月……いや、四週間前の出来事だったか……まあいい、俺様にとっては些細なことだ」

フィ「始まりは始業式の最中。お前の書いた論文が認められ壇上で表彰された後、事件が起きた」

美琴「じ、事件?」ゴクリ

フィ「校長に賞状を貰い、壇上から降りる時に……盛大に転んだ」

美琴「……それだけ?」

フィ「それで十分だった。超電磁砲の有り得ない失態にホールはシンと静まり返ったんだ。そこで…」

美琴「そこで?」

フィ「あいつは何を血迷ったのか『ふにゃ〜』と鳴いた」

美琴「……」

フィ「朝から緊張していたし、生まれて初めての表彰で相当テンパっていたんだ。失態を必死に誤魔化そうとした結果が、そのザマだ」

美琴「ま、まぁその位ならリカバリーは…」

フィ「全校生徒の前で凄絶なギャップ萌を晒したんだ。それからが地獄(笑)の開幕だった」

フィ「御坂様と呼ばれ尊敬と畏怖を集めていたのは過去となり、みーちゃんと呼ばれ猫っ可愛がりされる日々が始まった」

美琴「……黒子は?」

フィ「それはもう変態の名に恥じぬ大車輪の活躍だったが仔細に語るか?」

美琴「遠慮しとく」

フィ「一日にして常盤台のエースから常盤台の愛玩動物へクラスチェンジを果たした訳だが当然、それで終わりではない」

フィ「どこの派閥にも属さないお前を以前から快く思わない奴がいただろう?」

美琴「まさか……」

フィ「お前の想像通り……しーぽんが、ちょっかいをかけてきた」

美琴「え、誰……? 心理掌握じゃないの?」

フィ「だから、しーぽんだろう?」

美琴「はぁ?」

フィ「……うん?」

生徒3「あーっ! こんなとこにいた!」

美琴「どうしたの?」

生徒3「どうしたの、じゃないよ! 早く作らないと提出に間に合わなくなっちゃうよ!」プンプン

フィ「続きはあとだ」

美琴「うん。今は課題をこなさないと」タッタッタ




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