過去ログ - とある夏雲の座標殺し(ブルーブラッド)
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21:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/07(金) 21:06:35.56 ID:afA5KsAO
〜結標淡希の部屋・空き部屋〜

結標「うわっぷ…熱こもってる…雨戸開けなきゃ…暑い!」

一方、結標淡希は露出度が高い割に服持ちなのか丸々衣裳部屋代わりに使っていた部屋の窓を開け放つ。
閉ざしっ放しだった部屋には初夏の熱気がこもり、開け放てば開け放つで夕陽に目を焼かれる。

結標「んもーう!服多過ぎ!どこしまえばいいのよ!」

“服なンて上等なもンいつ着てンだァ?ほとンどまっぱのクセによォ”

と言う同僚の罵りが聞こえて来そうな量の春物、秋物、冬物の山をひとまず自分の部屋へ座標移動・座標移動・座標移動。能力の無駄使いここに極まれりである。

買った良いが捨てられない。もうこのシリーズは再販しないと思うと売りにも出せない。
女の服と下着はとかく始末に困るのだ。レベルがいくつであろうとも。

結標「マズいわ…私他の布団なんて持ってない…今使ってる肌掛け布団しか」

はたと気づく。もう色々と足りていない。残っているのは冬用の毛布のみ。
当然ながらベッドも一つ。早急に何とかせねばならない。

結標「あああ〜私のバカバカバカ…こんなのダメダメじゃない」

スペースを作ろうとして散らかり放題になってしまった己を嘆く。
同時に思う。小萌は出来る女であったと。さながら親元から離れて知る母親の偉大さのように。
学園都市に来てから当然一人暮らしではあるが。

ゴロッ…ゴロゴロゴロ!

結標「ああー!」

挙げ句、座標移動させた服の山がクローゼットから溢れかえり転げ落ちる。
その上ささやかな乙女の恥じらいである隠していたカップラーメンやインスタント食品のストックまで雪崩のように。


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