6:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/06(木) 23:44:11.39 ID:UBlOi46o
どれほどの時間が経っただろう。やがて一方通行の爆笑の声も収まり
一方通行「天井クン」
額を床に擦り付けたままの天井の肩に、そっと一方通行の手が置かれる
一方通行「天井クン、テメエの気持ちはよくわかった だからもう顔を上げてくれ」
天井「じゃ、じゃあ!」
さっきまで爆笑していた一方通行からかけられた優しげな声に、天井は喜び顔を上げる。
そこにはまるで菩薩のような慈愛の笑みを浮かべる一方通行。天井は己の勝利を確信した。
一方通行「だが断る!!」
天井「え・・・な・・・あッ?」
愕然とした表情で、最早まともな声もでない天井に一方通行は冷酷な言葉を続ける。
一方通行「一方通行さンってなンだよ、『さン』って そこは『様』だろォがよォ 結局テメ
エの気持ちなンざその程度な訳だ」
天井「い、一方通行様!お願いします!」
一方通行「ダメダメ、二度目は受け付けねェよ それに「お願いします」だけじゃ何のことだかサッパリわかンねェ
顔洗ってまた明日出直せ」
天井「ち、ちっくしょおおおおおおおお!!!」ダッ
信じられないようなダメ出しを受けた後、即座に二度目の土下座に入った天井だったが
結局無慈悲な白い悪魔に冷たくあしらわれてしまう。
哀れ天井は再び火が着いた様に爆笑する一方通行に見送られ、泣きながら研究所から飛び出すこととなった。
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