過去ログ - 美琴「とうま…赤ちゃんできたみたい///」当麻「ほんとか!?」
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VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
[sage saga]
2010/09/30(木) 23:58:11.83 ID:VOlZamU0
「ねぇ、聞いてるのー? ってミサカはミサカは目の前で手を振ってみるー」
「聞いてるっつゥの。日曜買い出し付き合えってンだろ」
「うん! 忙しい? ってミサカはミサカは上目遣いで伺ってみたり」
「忙しくはねェが。面倒くせェ…」
問題も不安も尽きる事はなく、これが最善かどうかなど勿論終えてみるまで分からない。
けれど。その事についてあえて考える必要は無いのかもしれないと、一方通行は思っているのだ。
何かを変える必要も、同様に。
何故なら彼女はいつもくるくると忙しなく表情を変え言葉を紡いで、――そして幸せそうに笑う。
それならば、他に何を望むというのか。
彼女がいつも笑顔で居ること。幸いであること。
一方通行には他に望むものなどありはしない。
「えぇー…だってお米切れちゃいそうなんだよ、ってミサカはミサカはぶーたれてみたり。
あと他にも買いたいもの一杯あるし、ってミサカはミサカは指折り数えてみる」
「……分割して買っておけよそンなもン」
「買ってたもんー! でもでも重いのばっかり重なったら大変なんだよってミサカはミサカは、」
「……、」
今でも脳裏に鮮やかに浮かぶあの極寒の大地で。
彼女が笑顔でいるためならばらしくない真似でもしてみせると、一方通行は既に決めている。
失いたくないのだ。無くしたくないのだ。そんな事を想像すらしたくないのだ。
だからそれが彼女の為にできる現状での最高だと判断すれば、一方通行は―――
「……言っとくが。朝っぱらから出掛けるのは後免だからな」
「!! うん、うん! ってミサカはミサカはやったー!って笑顔でガッツポーズしてみるー!」
「叫ぶな回るなウゼェなクソ、もォガキじゃねェンだからちったァ大人しくしてろっつの!!」
―――そう、似合わない教鞭だって取ってみせるのだ。
【行間1 通行止め1日目、了】
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