過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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13:1 ◆pTqMLhEhmY[saga sage]
2010/06/14(月) 02:02:03.50 ID:2H41nCoo
「聞いてください」

古泉が、俺の耳元で小さくささやく。

「僕が、足止めします。貴方はその隙に逃げてください」

馬鹿野郎!
お前を置いて逃げられるか!
それに、今のお前は左手しか動かないんだぞ!?
サイズの合わないスクール水着を脱ごうとしていて、おかしな具合に絡まって。
俺を助ける為に無理して動いて、骨折して!
もう一度言うぞ。馬鹿野郎、お前を置いて逃げられるかよ。

「ふふ……貴方なら、そう言うと思ってましたよ」
「しかし、心配しないでください。僕には奥の手があります」

なんだ、奥の手って?

「……」
「スクール水着を、引き裂きます」


お前、何を!
せっかく、俺から三十万もの金と引き換えで手に入れた、妹のスクール水着だぞ!?

「……命には、代えられないでしょう。僕と、貴方の二人分の命には、ね」
「このスクール水着が無ければ、僕はまだマシに動けます。神人との戦いでは、もっと酷い怪我で戦う事もありますから」
「だから……せめて、貴方が。貴方が、このスクール水着を引き裂いてはくれませんかっ……」

古泉は泣いていた。
そうだよな。自分で、なんて無理だよな。
分かったよ、古泉。
うまくこの地獄から抜け出せたら。
新しい、妹のスクール水着を二十八万で売ってやる。約束だ。


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