過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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273:1 ◆pTqMLhEhmY[saga ]
2010/10/02(土) 14:00:05.47 ID:OrjrgQYo
改めて、新川さんの抜け殻を調べる。

ハルヒの制服は、ズタズタになっていた。
俺は、悲しくなった。
新川さんは、決して悪人ではなかった。
ただ、愛情の表現の仕方を間違えた、女子高生に恋焦がれる一人の壮年男性に過ぎなかったのだ。

服の懐から出てきたのは、ハルヒの使用済みであろう、ストロー、割り箸、etc、etc……。
ただただ、涙があふれるのみ、だ。

「お姉さま、これって!」

白井が声を上げる。
どうでもいいが百合って興奮するよな、おい。

「これ……初春さんの携帯!?」

その携帯が、突如、鳴りはじめた。

 サテンサーン サテンサーン サテンサーン サテンサーン

『着信:佐天さん』

みんなの目が、俺に集まる。

何だ? 踊ればいいのか?

いや、分かってるんだ、出ればいいのだろう。
何故、俺が電話に出なければならないか、その理由は明白だ。
まず、友人であったという御坂、白井ではまともな交渉は期待できない。
その連れであるウニ条も、インデックスさんの死で、今はまともに頭が働かない状態だろう。
長門は無口で、こういう初対面の人物との話し合いには向いていない。
よつばに任せるのは論外だ。
という俺の人徳の高さから、俺が電話に出る事になった。
スピーカーモード、オン。

もしもし?

『あ、もしもし? 新川さん……じゃないですよね』


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