過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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◆pTqMLhEhmY
[saga ]
2011/01/16(日) 00:37:13.78 ID:TeP2vN3no
『制御しようなんて考えてませんよ、白井さん』
『私の能力は、「精神破壊(マインドクラッシャー)」……』
『理性という枷を外してあげるんですよ! 好きなように暴れられるように!』
その汚いパンツからは、触手……いや、植物の蔓がウネウネとはみ出し始めていた。
『そう! 学園都市で、初めて私が手にかけたのは、初春!』
『私はその時、初春の頭の花を毟った……いいえ! 違う!』
『手に入れたんですよ! 寄生される側の馬鹿女じゃなく、本当の親友のほうを!』
『下の人なんて飾りです! 偉い人にはそれが分からないんですよ!』
『あはっ、あはっ、あははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!』
『「本体」さん! 私が力を上げる! だから、この世界を、一緒に壊そう!』
既に屋上からはウネウネと植物の蔓が地面にまで届いていた。
あれは一体何なんだ!?
白井が、答えた。
「……あれは、あれは禁断の技術の産物ですの」
「学園都市で開発された、知性と意思を持つ植物……」
「開発目的は、人間以外の知性による能力の発現。そしてそのプロトタイプが完成しました」
「けれど、その植物は本能的に、その知性と意思を己を拡大する事のみに使用するだけの化け物となり……」
「研究所は壊滅。巨大に育つ、その植物のせいで、学園都市そのものが危ういところだったのですが」
「ちょうどその時。学園都市に、偶然来ていた、自我と知性の薄い少女が、化け物植物と接触しました」
「両者の間で、どんなやりとりがあったのかは分かりません。しかし……」
「植物は少女の頭部に寄生し、少女はまがりなりにもジャッジメントが務まるほどに自我と知性を持ちました」
御坂が言う。
「その少女が……初春さんなの?」
「そうですの」
「互いに足りないモノを補い、両者のバランスは完全に釣り合いました」
「植物は自分に名前をつけました。……『初春』、と」
「そして少女はこう名乗りました。……『飾利』、と」
「二つが一つになることで、初めて『初春飾利』という、わたくしのパートナーとなりましたの」
「しかし、佐天さんによって、無理やり宿主と切り離された『初春』は、今、あの屋上で本来の姿を取り戻しつつあります」
「恐らくは、佐天さんの『能力』で知性を抑えられ、本能のみの生物となっているでしょう……!」
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