過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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351:1 ◆pTqMLhEhmY[saga ]
2011/01/16(日) 00:47:44.00 ID:TeP2vN3no
『緑の神人』と御坂を結ぶ、直線の間に『それ』は置かれた。

精神を集中し、放電を始める御坂。

『それ』に手を触れ、狙いを定める。

的は大きいが、失敗は絶対に許されない。

俺は思う。

この状況で、この役目を任されて、こんなに自信溢れた表情ができる御坂は、本当に凄い奴だ。

超能力がどうのこうのではなく、一人の人間としての高潔な魂がそうさせるのだろう。

無能力者だ何だと、コンプレックスに悩まされていたであろう『佐天涙子』は、この姿を見ているだろうか。

放電が規則性を持ち、『それ』を撃ち出す。

大気中に、どんっ、と衝撃が走り、その後から轟音が聞こえた。

破壊すべきものに向かって。

一直線に。

ほんの僅かも、ぶれる事無く。

音を置き去りにして。

最高、最強の威力を持った『超電磁砲』。

その弾丸が、目の前から消えた。

俺は、その瞬間に思った。

なあ古泉。お前は死んでも俺たちの役に立ってくれるんだな。


『超電磁砲』の弾丸として。

マイクロビキニ姿の、古泉の死体は、『緑の神人』に、吸い込まれるように消えた。


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