過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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361:1 ◆pTqMLhEhmY[sagesaga ]
2011/01/19(水) 20:36:35.99 ID:vWAPmpdmo
光り輝く古泉の死体は、気をつけの姿勢を保ちつつ、音速の三倍のスピードで弾道を移動する。
にやけた顔面が崩れ、頭蓋骨が見え、手足はボロボロと崩壊し、それでも古泉だった『それ』は『緑の神人』に着弾した。

凄まじい、轟音。

爆発、閃光、土煙が目の前を曇らせる。

この分じゃ、古泉の死体は、跡形も残ってないだろう。

「やったの……?」

御坂が、呟く。

いや。

『風』が、吹いた。

『緑の神人』のいた場所に。
体中に、蔓を巻きつけた、全裸の『佐天涙子』がいた。

グラウンド中、いや世界中の空気が『佐天涙子』を中心に集まるかの様に。

『佐天涙子』を中心とした、竜巻が出来ていた。

『あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっっっ!』
『みんなが、私を拒絶するっっっ!』
『世界は私に優しく無ぁいっっっ!』
『なら、こんな世界なんて――っ』
『壊しちゃえばいいのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ!』

真っ赤に充血した目。
大きく開いてはいるが、何も映さない瞳。
それは悲しき人間の末路。

俺の身体は、ムッキムキの両足は、自然に駆け出していた。
あいつに、『佐天涙子』に、安らぎを与えてやる為に。

ただ、それだけの為に。
走る。
走る。


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