過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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382:1 ◆pTqMLhEhmY[sagesaga ]
2011/01/22(土) 00:26:34.88 ID:jBMDiQ+do
「キョン……!」

ウニ条が、修道服の裾を握り締める。

だって、そうだろ?
俺たちの世界と、お前たちの世界が、交じり合う前に戻って、次はお互いに会わずに時間が進むって事は。
お前たちだけで、あの『佐天涙子』と戦わなくちゃならないって事だ。
あいつが、どんなに恐ろしい奴だったか、それは俺やお前たちが、一番良く分かってるだろう?
古泉や、長門の協力、そして何とも意外だけれど、俺がお前たちのリーダー的存在となって戦って。
ようやく勝てた相手なんだ。
その化け物を。
今度は、お前たちだけで、相手にするっていうのか?
怪我をしても、治せる長門がいない。
盾になる、古泉がいない。
そして、俺も、いない。
もしも、勝てるとしても。
白井が死ぬかもしれない。
御坂が死ぬかもしれない。
ウニ条、お前が死ぬかもしれない。
……そんなのは、俺は、嫌だ!

「キョンさん……」

「キョン……」

ウニ条は、何も言わずに、俺を見つめる。
修道服の帽子の下から、鋭い目つきで、俺を見つめる。

そして。

「俺たちを見くびってるんじゃねえよ、キョン」

ウニ条は、右手を握り締める。

「例え、この戦いの記憶が無くなっても」

固めた右拳を構える。

「例え、お前や、長門さん、古泉や朝比奈さんがいなくても」



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