過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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405:1 ◆pTqMLhEhmY[sagesaga ]
2011/01/24(月) 00:50:33.61 ID:rX7kPYkKo
――

「どうですか、その衣装は?」

古泉に薦められるまま、俺はとあるビルの地下室に来ていた。
『機関主催 第三十一回 秘密コスプレ会場』
入り口に張られた張り紙にはそんな文字が書かれていた。

古泉が言うには、機関では前々からこの様な催しが頻繁に行われていたらしい。
ストレスの溜まる激務の中、少しでも発散させようという狙いだそうだ。

しかし、何故、コスプレ? そして、おれは何故、メイド服を着ているのだ?

「とっても良くお似合いですよ、んっふ」

そう言う古泉は、ピッチピチの女児用スクール水着を着用していた。

おい、何でゼッケンの名前が俺の苗字なんだ?
学年とクラス番号にも見覚えがあるぞ!

「ははは、まあお気になさらずに。ちゃんと新品と取り替えてきましたので」

お前、俺の妹のスクール水着を盗んだな?
この変態野朗が! 今すぐ警察に突き出してやる!

「そう言えば、そのメイド服は森さんのものなんですよ。洗ってないので、匂いがしたらすみません」

……今回だけ、特別に三十万、支払えば許してやる。

秘密コスプレ大会とやらも、観念して身を任せてみると、案外、楽しいものだった。
森さんのコスプレ姿も見たかったのだが、彼女は待機要員という事で、今回は不参加だそうだ。
古泉が待機していれば良かったのに。
俺はメイド服姿で、踊ることを決めた。

何故だか知らないが、初めて着るはずのメイド服は、とても俺の身体に良く馴染んだ。
まるで身体の一部のように、スカートのひるがえし方、悩殺的な下着の見せ方も、俺には分かっていた。

そうそう、下着も実は森さんのものだそうだ。
着用する時に、なんて破廉恥な代物だろうと思ってはいたのだが、森さんの下着であるならそれは至極合理的なものだった。
俺は森さんのメイド服を着ているのだから、森さんの下着を身に着けるのは、当然の事なのだ。


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