過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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407:1 ◆pTqMLhEhmY[sagesaga ]
2011/01/24(月) 00:56:48.12 ID:rX7kPYkKo
「ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かしたら〜」
「みんなでどこまでも行けるね〜」
「ワクワクしたいと願いながら過ごしてたよ〜」
「かなえてくれたのは誰なの?」
「時間の果てまでBoooon!!」

ハルヒが踊っている。スネ毛がもっさりと生えた、白髪で壮年と言える年齢の男性の、ハルヒが。

「ワープでループなこの想いは〜」
「何もかもを巻き込んだ想像で遊ぼう」
「アル晴レタ日ノ事」
「魔法以上のユカイが」
「限りなく降りそそぐ 不可能じゃないわ〜」
「明日また会うとき 笑いながらハミング〜」
「嬉しさを集めよう」
「カンタンなんだよ こ・ん・な・の」
「追いかけてね つかまえてみて」
「おおきな夢&夢 スキでしょう?」

俺はいつしか、涙を流していた。新川さんの、ハルヒに対する、純粋な想い。それが分かったからだ。
新川さんは荒川さんで無く、ハルヒはハルヒでは無い。何故、そんな事が今まで分からなかったのか。

ステージが終了し、新川さんと話すことができた。

その、何と言うか……凄かったです。

俺が陳腐な表現の褒め方をすると、新川さんは照れたように笑った。

「私の様な老体が、涼宮さんのコスプレをして、踊る……馬鹿らしいかもしれませんが」
「……このコスプレ大会には、感謝しております」
「こうして、涼宮さんの衣装を着ている私を、他人に見て頂けるのですから」
「涼宮さんの制服や、その他の私物を入手するには、苦労しました」
「しかし、それでも私は、涼宮さんに包まれていたいのです」

俺は、感極まってしまい、相手が年上な事も忘れてこう言った。

――お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?

俺が「お前」と呼んでしまった事に対して、特に関心は無さそうに、新川さんが制服の胸元から取り出したのは――。

 【End】


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