過去ログ - キョン「お前まさか……ハルヒの事が好きなのか?」
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53:1 ◆pTqMLhEhmY[saga ]
2010/06/16(水) 11:14:20.26 ID:9QATajwo
俺の完璧な作戦に皆が納得した。
朝比奈さんは、理解しているのかどうか良く分からなかったが、この人に頭脳労働を求めるのも酷だろう。
俺たちは、古泉救出の為に『機関限定コスプレ集会』の開かれた場所であるビルへと出発した。

道中、色んな事を話した。
『ハルヒ』の新刊はいつ出るのか。『とある』の登場キャラの多さはやりすぎじゃないのか。
話題は尽きず、途中で喫茶店によって三時間ほどダベったりもした。
インデックスさんが、長門レベルの食欲を発揮し、二人が店の全メニューを制覇したり。
ウニが自分の不幸自慢を始めたので、俺も負けずに張り合い、形ばかりの友情が生まれたりもした。

そして、ついに。
俺が四時間前に逃げ出した、あのビルの近くまでやってきたのだ。

しかし、その周囲にはロープが張られ、警官が大勢、何やら作業をしていた。
俺は近くにいた、スーツ姿で、冴えない風貌の、髪の毛の薄い男に声をかけた。

何かあったんですか?

「え? うん、実はね、ここで殺人事件があったんだよ」

まさか! じゃあ古泉は、もう?

「被害者は若い主婦でね? 銃で眉間を撃ち抜かれていて、即死だったんだ。酷いよね?」

良かった。古泉じゃなかった。
俺は安堵すると、男に訪ねた。

詳しく知っているところをみると、貴方は警察の人ですか?

「うん! 僕は刑事なんだ。まあ、いけ好かない上司も来てるんだけどね」

「んー、いけ好かない上司というのは私の事かな、今泉君?」

「あ痛! お、おでこを叩かないで下さいよぅ! 古畑さん」

おいおい、本物の古畑任三郎の御登場だ。
DVDを借りる手間が省けたな。


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