過去ログ - アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」
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遅くなりました
◆BOdpUfAi3.
[sage ]
2010/11/07(日) 01:52:20.83 ID:6wm6gpw0
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アルルは風紀委員の二人とのんびりと、非常にのんびりと風紀委員第一七七支部へと向かう。
足取りは軽いものの、何か店がある度に進む方向があちらへ行ったりこちらへ行ったりしている。
彼女らの詳細な移動記録を取って見れば、きっと蛇のようにぐねぐねとしていることだろう。
アルル「なんか画期的な道具ばっかりだね!削る必要のない鉛筆なんて…!!まるで世界が違うみたいだ!」
黒子「実際に違うでしょうに」
シャープペンシルひとつに驚くアルルを見ていると黒子も固法も自然に昔を思い出してしまう。
まだ学園都市に来る前の頃、科学に疎かった時代を。
素直におばけや妖怪の噂話を信じて怖がっていた過去を。
アルルの話によれば、お化けや亡霊などのモンスターなども出てくるらしい。
それは即ち完全に科学と切り離された世界である。
「科学的に」という言い訳が通用しないのがあたりまえの場所は、見たこともないはずなのに不思議な懐かしさがある気がする。
アルルの言動が幼く見えるのもそのせいか。
そこで黒子はごく自然に、同い年かせいぜい一つ上に見えるアルルに質問した。
黒子「そういえば貴女、年齢はおいくつで?」
アルルは固法に奢ってもらったいちごクレープをのクリームを口に付けながら、もぐもぐと口を動かして答える。
アルル「ん、十六!」
風紀委員の二人が同時に「え」と素っ頓狂な声を出した。
アルルはそれに気付かずクレープの包み紙をゴミ箱に捨てて、新たに目移りしたのか、ショッピングモールの入口にある小さな花屋の花をじっと眺めている。
造花にちょこんと指を置いて、硬質さが意外だったのかおおっと驚いた仕草をしてみせた。
黒子「…………三つ上、ですか」
学校一つ違うと思ってはいなかった黒子は何故か半ば茫然と息を吐く。
つくづく変なお方に出会ってしまった、と思った。
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