過去ログ - アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」
1- 20
183:ほんと遅くて申し訳ない ◆BOdpUfAi3.[sage ]
2010/11/12(金) 01:53:57.09 ID:4mEtYck0
気持ちはわかるがここまで奔放に動かれると、風紀委員としての目的も忘れそうである。
ただの観光になっていないだろうか、と固法は残る二人に呼び掛ける。

固法「ほら、ルルーさんを探すんでしょう?」

アルル「ああ、そういえばそうだっけ!忘れてた」

黒子「……友人ではありませんの?」

アルル「あは、友達だけど……つい楽しくて」


うん、そろそろ探そう、とアルルはようやくまっすぐな道を歩き始めた。
時たま興味の惹かれる店でもあるのか、瞳を輝かせて街角を見つめるものの、ぶんぶんと首を振って前方に向き直る。
なかなかオーバーリアクションな少女だった。見ていて飽きない少女だ。


そこで、ふと固法の携帯がかわいらしい着信音を鳴らした。
数歩先歩いていたアルルが反応して首をかしげる。
なんのおと?とアルルは口を開きかけたが、黒子が携帯を取り出している固法を指差したのを見て、納得して何も言わずに口を閉じた。
戻ってきた彼女は固法の隣でじっと携帯を見つめていた。


固法「もしもし?」

初春「あい、私です。アルルさんがそちらに居るのかわかりませんが、ちょっと構いませんか?」

淡々と事務的な調子で告げる初春に固法は眉をひそめた。

固法「どうかしたの?」

初春「ええと、ルルーさんとやらの捜索が突如打ち切りになりました。上の方で特殊な捜索部隊が動くようで。
    それとそちらに居る彼女のことなんですが」


すう、と一息おいて初春は告げる。
固法は空気がしんと凍っていくのを静かに感じていた。10月もまだ前半だというのにいやに肌寒く感じる。


初春「彼女は一七七支部で保護しておいて外出させないようにと。誰かが迎えに来るらしいです」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
293Res/164.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice