過去ログ - アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」
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◆BOdpUfAi3.
[sage]
2010/09/05(日) 07:15:06.62 ID:X7G4s7g0
黒子と固法とアルルの3人は広い第七学区をゆっくりと歩いていた。
はじめ黒子は空間移動で連れていくと言ったのに対して、アルルがこの街を見て回りたいから歩かせてほしいと言ったのが理由だ。
そんな訳で3人組はときどき立ち止まりながら最寄りの大きな公園までの道のりを楽しんでいる。
アルル「最初のところ、学舎の園って言うんだっけ?あそことはずいぶんと違うんだね」
黒子「あそこは別の街と思った方がよろしいかと。女子校5つとその寮、日用必需品が売ってる店程度しかありませんが、雰囲気はだいぶ異なりますわよ」
固法「お嬢様学校ばかりだから高級感が漂っているでしょう?白井さんもその学校の一つに通っているのよ」
アルル「へえ、すごーい!そことこことはどれくらい距離があるの?」
黒子「十五回程度は飛びましたから…ざっと600から700メートルですわね。」
アルル「距離を短くして何回かやってるんだね」
アルルのことはだいぶ信頼することができそうになってきたが、学園都市の核心的な部分に触れるのは、黒子にはまだ若干の抵抗が残っている。
初春の結果が出次第全てを話そうとは思っているものの、実際に結果が出ない限りはどうしようもないから、黒子はむず痒い。
それにしても、異世界ときた。
初対面でアルルに言い放った通り、科学の街で異世界の話を持ち出すなんて軽くぶっ飛んでいる。
けれど一人、そのぶっ飛んだ話を語り、証明してみせようとまでするひとが居る。
アルルと名乗る、この少女。
彼女の服のポケットにも背負っていた小さなリュックサックにも、学舎の園に入ってくるときに必要になる学園都市のIDカードが見当たらない、茶髪のポニーテールの女の子。
異世界から来たと主張して、屈託のない笑顔で矛盾ひとつ無い話をぽんぽんと口に出す、この少女は。
黒子(……パラレルワールド?それにしても、そんなこと)
一体何者なのかと問われると、異世界から来たと言った方がしっくりきてしまうのに、非科学的すぎて理解できない。
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