過去ログ - アルル「ボクは元の世界に戻りたいんだ」 禁書目録「魔導師……?」
1- 20
98: ◆BOdpUfAi3.[sage]
2010/09/26(日) 12:50:22.88 ID:iINjQZw0
カーバンクルが連れてきた女とカーバンクル自身を何度か見比べて、インデックスはきらきらと効果音が出そうなくらいに瞳を輝かせた。
おなかへった。
何も言わず、けれどぐぅ〜という腹の音は隠せずに、インデックスは言いたいことをきっちりと伝えてくる。

ルルーはあまりの期待のされかたに思わず、――

ルルー「本来貴方を私が助けても何の得にもならないんだけど……カーバンクルが居るのなら放置するわけにも行かないのよね。
     あんたこの街の人?」

禁書「……?違うよ。この街に来てから結構経ってるし、とうまの学生寮に居るけど、ここで育ったわけじゃないかも」

ルルー「まあこの街のことはある程度知ってるのね?ならいいわ。
     私は初めて此処に来たんだけど、何が何やらさっぱりなのよ。それについて教えなさい」

禁書「…………そしたらご飯くれる?」

ルルー「その程度なら構わないわよ。カーバンクルも来なさい」


――インデックスに食事を与えてしまう。それが致命的なことになることも知らずに。
インデックスとカーバンクルは抱き合って大喜びしながらよくわからない歓喜の声をあげて喜んでいる。


ルルー「と、いうわけであんた食事出来るところに案内しなさい」

禁書「…歩けないかも」

ルルー「はあ!?」


とはいえ、まだ食事への道は長そうだ。



アルル・ナジャと白井黒子は不穏な状況での邂逅から一変、町の案内と人探しという小さな冒険を作りだす。
一方で、インデックスをルルーがおんぶした形で、ルルーとカーバンクルとインデックスの食事探しの短い旅は始まる。

この二つが交差する時はじわりじわりと迫っている。
そして、それとは別の新たな交差もまた、この学園都市で始まろうとしていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
293Res/164.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice