過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
1- 20
19:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage saga]
2010/10/24(日) 17:00:40.54 ID:lnwWc/Yo
土御門の言っていることはよく分からなかったが、とにかくこれで吹寄の頭突きは免れることはできた。
上条が心の中だけで土御門に感謝していると、青髪ピアスがふと思いついたように口を開く。

「能力のことなら、小萌センセに聞いてみると良いんやないか? 発火能力専攻やけど、他の能力にもかなり詳しいみたいやでー。
 ま、今日は会議があるとかで忙しそうやったから、訊くなら明日になるけどなー」

「あ、そっか。ありがとうな青髪ピアス、また今度小萌先生に訊いてみるよ」

その手があったかと思わぬ収穫に青髪ピアスに礼を言いながら、上条は珍しく分厚くなっている鞄を掴んで席を立った。
すると、それを見た青髪ピアスが意外そうに声を上げる。

「あれ、カミやんどっか行くんかいな? ゲーセン誘おうと思っとったのに」

「すまん、今日はちょっと用事があるんだ。ゲーセンはまた今度な!」

「なんや、つれないなー。ハッ、まさかまた女の子か、またフラグを立てよったんかいな! きぃー!!」

「うっさい騒ぐな!!」

吹寄の怒りの矛先が青髪ピアスに向いたところで、上条はそそくさと教室を出て行った。
生贄にしてしまった青髪ピアスを少しだけ哀れみながら下駄箱に向かう途中、上条はふと不思議なことに気が付いた。

「……そういえば土御門、どうして能力名の一方通行って聞いて『そいつ』なんて言ったんだろ?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1072.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice