過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2010/12/25(クリスマス) 18:49:47.87 ID:jZYpsD2o
「そうねー。……あ、クレープ屋さんある。食べたい」
「さっき昼飯食ったばっかじゃねェか。オマエの胃袋は一体どォなってンだ?」
「甘いものは別腹なの! 妹だってそうでしょ?」
「ええ、その通りです。とミサカはお姉様に同意します」
美琴の問い掛けに、御坂妹はあっさり頷いた。
その返事に一方通行は呆れたが、それに対して美琴は自信に溢れた表情で胸を張る。
「ほらね! 女の子はそういうものなのよ!」
「ハイハイ、分かりましたよォ。で、結局食うのか?」
「あったり前でしょ! という訳でさっそく買ってくるけど、アンタたちは何か食べたいのある?」
「苺と生クリームのクレープが良いです、とミサカは注文します」
「俺はアイスが入ってるのが良いな。バニラかチョコで」
「コーヒークリーム。ナッツ入ってる奴」
「結局全員食べるんじゃない! 別に良いけど! まあ、とりあえず買ってくるわね」
それだけ言うと、美琴は広場に停車しているクレープ屋の車へと駆けて行く。
そんな彼女を見送りながら、上条ははたと大事なことに気が付いた。
「あれ、こういう時って普通男が買いに行くもんじゃね?」
「……別に良いンじゃねェの。御坂が進ンで買いに行ったンだから」
「クレープが食べられるのならなんでも良いです、とミサカは己の欲望を曝け出します」
「……まあ、良いか。て言うかもう戻って来たし」
器用にも四つのクレープを手に持っている美琴は、うきうきしながら駆け戻ってくる。
……何故かひとつだけ異常に巨大で豪華なデコレーションのされたクレープがあるのだが、あれは一体何なんだろうか。
「お待たせー。はい、これ」
「どォも。つゥか何だソレ? やたら派手っつゥか、でけェっつゥか……」
「スペシャルストロベリーショコラジェラートデラックスクッキークリームエクストラ! 一度食べてみたかったのよねー」
「お、おおう……」
「流石のミサカもそれは引くわ、とミサカは思わず本音を漏らします」
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