過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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269: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2010/12/25(クリスマス) 18:49:47.87 ID:jZYpsD2o

「そうねー。……あ、クレープ屋さんある。食べたい」

「さっき昼飯食ったばっかじゃねェか。オマエの胃袋は一体どォなってンだ?」

「甘いものは別腹なの! 妹だってそうでしょ?」

「ええ、その通りです。とミサカはお姉様に同意します」

美琴の問い掛けに、御坂妹はあっさり頷いた。
その返事に一方通行は呆れたが、それに対して美琴は自信に溢れた表情で胸を張る。

「ほらね! 女の子はそういうものなのよ!」

「ハイハイ、分かりましたよォ。で、結局食うのか?」

「あったり前でしょ! という訳でさっそく買ってくるけど、アンタたちは何か食べたいのある?」

「苺と生クリームのクレープが良いです、とミサカは注文します」

「俺はアイスが入ってるのが良いな。バニラかチョコで」

「コーヒークリーム。ナッツ入ってる奴」

「結局全員食べるんじゃない! 別に良いけど! まあ、とりあえず買ってくるわね」

それだけ言うと、美琴は広場に停車しているクレープ屋の車へと駆けて行く。
そんな彼女を見送りながら、上条ははたと大事なことに気が付いた。

「あれ、こういう時って普通男が買いに行くもんじゃね?」

「……別に良いンじゃねェの。御坂が進ンで買いに行ったンだから」

「クレープが食べられるのならなんでも良いです、とミサカは己の欲望を曝け出します」

「……まあ、良いか。て言うかもう戻って来たし」

器用にも四つのクレープを手に持っている美琴は、うきうきしながら駆け戻ってくる。
……何故かひとつだけ異常に巨大で豪華なデコレーションのされたクレープがあるのだが、あれは一体何なんだろうか。

「お待たせー。はい、これ」

「どォも。つゥか何だソレ? やたら派手っつゥか、でけェっつゥか……」

「スペシャルストロベリーショコラジェラートデラックスクッキークリームエクストラ! 一度食べてみたかったのよねー」

「お、おおう……」

「流石のミサカもそれは引くわ、とミサカは思わず本音を漏らします」



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