過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2010/10/27(水) 23:32:01.98 ID:AsXHCfIo
地下街を彷徨い始めて数時間後。そろそろ昼食を食べに行こうかな、と三人が考え始めた頃のことだった。
上条と美琴と一緒に地下街を歩いていた一方通行が、ある店の前で唐突に立ち止まった。
一拍遅れてそれに気付いた上条は美琴に声を掛けてから立ち止まると、一方通行がじっと見ている店に目を向ける。
「ゲーセンか。やっぱり見覚えあるのか?」
「……いや。つゥか、何をするところなンだ? 騒音がすげェな」
「ありゃ、ゲーセンも駄目か。まあいいや、興味があるならちょっと覗いて見るか?」
「あァ」
もう昼が近いだけあって、ゲーセンの中は既に結構な人で賑わっていた。
それも休日なので心なしか放課後にここに来るよりも人の数が多い気がする。空いているゲームを探すのが難しそうだ。
「やー、ゲーセンって久しぶりに来たわ。
好きなんだけど、黒子が『常盤台のエースとしての自覚を〜』とか言って私がこういうとこ行くの嫌がるから来にくいのよね。
こういうとこに一緒に来れるような友達もいないし、かと言って一人で来るにもちょっと寂しいし」
「やっぱり、常盤台のお嬢様はあンまりこォいうところには来ねェのか?」
「こういうとこは流石にね、ガラの悪い奴らも多いし。私はほら、能力があるから簡単に撃退できるんだけどさ。
他の子達はそうもいかないからね。たとえ脅しに使うだけでも、人に向けて能力を使うのに抵抗があるって子が殆どだし」
「て言うか、それが普通なんだと思うぞ……。お前はもうちょっと能力の使用を控えるべきだ」
「失礼ね、私だって普段からあんなに能力を使ってるわけじゃないわよ。あれはアンタ限定」
「ひどい! ビリビリはもっと俺に優しくなるべきだ!」
「……まァ上条は置いといて、不良相手にも無闇に能力で攻撃するのは止めといた方がイイと思うぞ。電撃は障害が残ることもあるからな」
「その辺もちゃんと加減してるわよ? コイツ意外には」
相変わらず上条に対してだけは手厳しいが、なんだかんだ言って美琴は学園都市最強の発電能力者であるので加減も非常に上手い。
一見むやみやたらに電撃を放っているように見えて、実は絶対に重傷や障害を負わせたりすることがないように絶妙な調整をしているのだ。
もちろん、それも上条以外に限定されるわけだが。
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