過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/02/07(月) 22:16:26.67 ID:K0zOCZ8xo
「ん……」
「お、ちょうど良かった。ビリビリも起きたか」
「……ビリビリ言うな!」
「へ? ……ぎゃああああ!!」
もはや美琴のこれは条件反射らしい。まだろくに目も開けていないのに、これだ。
上条は手に持っていたお玉を床に落としながらも、何とか彼女の電撃を右手で受け止める。
「うーん……。あれ、ここ何処?」
「電撃はスルーですか? あと、ここは俺の家だけど」
「へ? アンタの?」
眠そうに目をこすりながらも、美琴はきょろきょろと辺りを見回した。
そんな彼女を見ながら、上条は少し恥ずかしそうに頬を掻く。
「そんなにまじまじと見られると恥ずかしいんだが……。散らかってて悪いな」
「なっ、べ、別にまじまじとなんて見てないわよ!」
「そ、そうか? まあ良いけど、とにかくお前もこれ食えよ。口に合わないかもしれないけど」
美琴は顔を赤らめながら上条が差し出してきたお粥をぶんどると、温度をよく確かめもせずにお粥を口に運ぼうとした。
それを見て、上条は慌てて彼女を止めようとする。
「待て! それ出来立てだからそんなに慌てて食べたら……」
「!? げほっごほっ! 〜〜〜〜〜〜!!」
「ああ、言わんこっちゃない……」
湯気が立っているのを見ればお粥が熱々なことなんて分かるだろうに、がっついた美琴は涙目になりながら悶えていた。
冷めた目でその様子を見ていた一方通行は、きちんとお粥を冷ましてから口に運ぶ。
「っ、そ、そういうことは早く言いなさいよね!」
「いや、言おうとしたんだがその前にお前がかっ込もうと……」
「口答えしない!」
「すみませんでした」
「理不尽」
「うっさい!」
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