過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/03/18(金) 12:53:58.73 ID:1L/yEOX/o
上条に呆れられたのが悔しかったのか、一方通行はぶすっとした顔をしてそっぽを向いてしまった。
普段はやたら思い詰める癖に、こういうところは子供だ。
「ま、とりあえずメシ出来たから早く食おうぜ。冷めちまうし」
「ン。……ところでオマエ、今日も学校だろ? そンなにのンびりしててイイのか?」
「まだ時間あるし、大丈夫。それよりお前は仕事は平気なのか?」
「今日も休みィ」
言いながら、一方通行は朝食を口にし始める。……ちなみに、もちろんいただきますは言わされた。
上条もそれに倣って食べ始めたが、そうしながら物憂げな溜め息を漏らした。
「そっか、羨ましい……。俺は土日の休みも高確率で補習に駆り出されるからなあ」
「こンだけ教えてやったンだから、もォ大丈夫だろ。むしろこれでまた赤点取りやがったらぶン殴る」
「ええっ!? それは勘弁してほしいんだが」
「だったら赤点取らなきゃイイだろォが」
「いやそれはそうなんだがなんと言いますかまだ自信が無くてだな……」
「言い訳無用。キリキリ勉強しろ」
「不幸だ……」
がっくりと項垂れている上条を無視して、一方通行はトーストに齧りつく。
流石に時間が無いからか、上条は暗い表情のまま俯きながらも食事を口に運んでいた。器用だ。
「あ、一方通行。すごい申し訳ない頼みなんだが、まだいくつか分からないところがあるからまた教えてくれないか?」
「それは別に構わねェが、御坂に訊けばいいじゃねェか。アイツも教えるの上手かったはずだ」
「それでも良いんだけど、何となく頼みにくくってな。ほら、アイツも一応女の子だし」
「一応ってなンだ一応って。アイツに聞かれたら殺されるぞ」
「どうか御内密にお願いします」
「はァ……」
すかさず床に額を擦りつける上条を見て、一方通行は深い溜め息をついた。
まったく、これでは美琴も報われないはずだ。
「と言うか、流石に中学生の女の子を自分の部屋に呼んで勉強を教えてもらうってのはおかしいだろ。
ファミレスみたいなとこに居座るのも良いんだが、それだとお店の人に悪いしな」
「……まァ、俺に言えた義理はねェがたまにはアイツを頼ってやれ。アイツはあれで意外と寂しがりだからな」
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