過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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665: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/03/18(金) 13:11:54.15 ID:1L/yEOX/o

「あァ、初耳だ」

「そんなことより」

突然、ミサカ10039号がずいっと顔を近付けてくる。
そう言えば御坂妹にも何度か同じことをされたが、これは彼女たち『妹達』特有の癖のようなものなのだろうか。

「な、なンだ?」

「ミサカは遊びたいです。一緒に何処かに行きませんか? とミサカは提案します」

「遊ぶって……。オマエ、研修はイイのかよ」

「研修とは言っても適当に外をぶらぶらして来いというだけで実際の内容については指定されていませんし、問題ないでしょう。
 それで、あなたの予定は大丈夫なのでしょうか? とミサカは再度質問します」

「あァ、今日は仕事も休みだから大丈夫だが……」

「それならば一緒にその辺りを歩くことにしましょう。何処かお勧めはありますか? とミサカは先行しつつ尋ねてみます」

「…………、……まァ良いか。付き合ってやるよ」

一方通行は諦めたように溜め息をつくと、僅かだけこちらに目配せしながら先を歩くミサカ10039号について歩いていく。
ミサカ10039号は何の感情も浮かべていない無表情だったが、一方通行の目にはほんの少しだけ楽しそうにしているように見えた。





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