過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/03/27(日) 22:31:41.24 ID:5PE7BpyZo
一方通行は理解できないと言うように眉根を寄せたが、ミサカ19090号がやたら自信ありげにそう言ったからか一応納得してくれたようだ。
すると濡れタオルがぬるくなってしまったのか額から外した彼女を見て、一方通行は二枚目の濡れタオルを渡してやる。
「それにしても、オマエは本当に他の妹達とは違うンだな」
「違う、とは? とミサカは詳細を求めます」
「なンつゥのか……。オマエは他の妹達より感情表現が豊富だと思っただけだ」
「その話でしたか。以前もお話したと思いますが、確かにミサカは妹達の中でも変り種ですからね、とミサカは以前の会話を想起します」
ミサカ19090号は、新しい濡れタオルを再び額に当てる。
その時にちらりと見えた額は、少しだけ腫れが引いているように見えた。
「それというのも、ミサカには感情プログラムが入力されているのです、とミサカは真相を明かします」
「……感情プログラム?」
「はい。最初はただ特定の行動に対して疑似的な反応を返すというだけのプログラムだったのですが、どうもそれが馴染んでしまったようです。
とは言え洗脳装置(テスタメント)によって形成されたミサカたちの自我はまだ未熟ですし、
単にこのミサカがただの疑似的な反応を本当の感情と取り違えているだけかもしれませんが、とミサカは概要を解説します」
「ふゥン。でも、何でそれがオマエにだけ強制入力(インストール)されてンだ?」
「その、ちょっと問題がありまして……。これはミサカが悪いのですが、感情が芽生えてしまったばっかりにちょっと汚い真似を……。
ですので感情プログラムを強制入力することによってミサカのように抜け駆けする者が現れるのではないという懸念がされ、
ミサカネットワークによる協議の結果、あえなく感情プログラムの拡散は中止されてしまったのです、とミサカは事の顛末を説明します」
「汚い真似ってのは?」
「そ、その、ダイエットを……」
「……はァ?」
「より痩せている女性の方が優れていると聞いたので、ミサカは他の妹達に隠れてダイエットをしたのです、とミサカは白状します。
それが他の妹達からの恨みを買い……」
「アホか」
「み、ミサカたちにとっては重要なことなのです! とミサカは力説します!」
そう言えば、確かに御坂妹もやたら体重を気にしていたような気がする。
一体何処でそんな知識を吹き込まれたのかは知らないが、いい加減なことを言う奴もいるものだ。
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