過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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771: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/08(金) 21:06:44.00 ID:B//6TTyoo

「あァ、やっぱりそォいう……」

「……悪い子じゃないのよ、悪い子じゃ。
 この間もわざわざ私とお揃いの音楽プレイヤー買ったり私の枕に顔を埋めて深呼吸してたりしたけど、うん、まあ、良い子よ。多分」

「音楽プレイヤー……って、ソレのことか?」

「うん、そう。まああの子はもともとこういう近未来的なデザインのものが好きだから、偶然かもしれないけど」

「しっかし……、枕の方に関しては通報した方が良いンじゃねェの?」

「あの子風紀委員なんだけど」

「そォいえばそォだったか。世も末だな」

「まったくね」

二人は互いに視線を合わせると、揃って大きな溜め息を吐いた。
悪い人間でないことは一方通行だって分かっているのだが、そういう話を聞いてしまうとちょっと敬遠したくなってくる。

「あ。音楽プレイヤーと言えば、幻想御手の正体は曲だー、なんて噂もあったわね」

「ン? 前は論文だの料理のレシピだの言ってなかったか?」

「うん、そういう説もあるわね。他にも薬とかゲーム、なんて説もあったっけ」

「……どンどン胡散臭くなってきてねェか?」

「仕方ないでしょ、元は都市伝説なんだから。胡散臭いも何もあったもんじゃないわ」

「……、…………。幻想、御手……」

混ぜ過ぎてバキバキになったポッキーをひとつひとつ摘まんで食べていた御坂妹が、唐突にぽつりと呟いた。
それに反応して、美琴がくるりと振り返る。



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