過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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787: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/11(月) 21:36:49.57 ID:qiiDIWEBo

「心得ておりますわ。救急車はそちらに回した方が良いのでは?」

「その通りだろォな」

一応能力で応急処置してやったからか、白井はある程度までは回復しているようだった。
しかしそれでもまだ本調子じゃないからか、ふらふらしているが。

「不本意ですが、掴まって下さいまし。わたくしのテレポートで追えばすぐですわ」

「あァ、悪ィな」

そして一方通行が白井の手を取った、瞬間。
唐突に景色が切り替わる。
瞬間移動というものを初めて経験した一方通行は驚いたが、美琴と上条を追う不良グループがすぐ目の前を走っているのをみて身構えた。

「それでは行きますわよ。準備は宜しくって?」

「問題ねェ」

白井と一方通行は、各々の能力を使ってそれぞれ不良グループの前に躍り出る。
突然の出来事に不良グループが立ち止まったのを確認すると、白井は一歩前へ出て不良たちに風紀委員の腕章を示して見せた。

「風紀委員ですの! 暴行未遂の現行犯で拘束します!」

「ああ!? んだぁコイツら!」

「しゃらくせえ、やっちまえ! この人数だ、負ける訳ねえ!!」

不良の人数は十人程度。
彼らがただの不良であるならば何の問題も無く拘束できるのだが、今回ばかりは少し話が違う。
この不良たちは幻想御手使用者なのだ。恐らく、一筋縄ではいかないだろう。
そのことを思い出して、白井は少し焦った。

(不味いですわ。爆弾魔レベルがこの人数は少し辛いかもしれません……)

「パワーアップして異能力者(レベル2)になったオレたちの力……、見せてやるぜ!」

「杞憂でしたわ」

しかしそんな白井の思いを知ってか知らずか、不良たちは一斉に能力を二人に向けてきた。
白井は空間移動で回避、一方通行は反射でそれら全てを弾き返す。

「ぎゃあああああ!?」

「面倒くせェからこれで勘弁してくれ。あァ、救急車は呼ンであるから安心しろ」

「まあ、高位能力者の方だったんですのね」

「オマエと同じだ。大能力(レベル4)」



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