過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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814:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/04/17(日) 20:18:20.76 ID:Ud+X54BYo

「ふーん。揃いも揃って一体どんな事情があるんだか。暴力沙汰になりそうになったら私にも教えなさいよねっ」

不満そうにしながら、美琴は一方通行に向かってびしっと指を立てる。
しかしそんな彼女を見て、上条は呆れた顔をした。

「それどういう意味だ……。まったく、お前も一応女の子なんだからあんまりそういうことに首突っ込むんじゃねえぞ?」

「お、大きなお世話よ! ほんとにもう、どいつもこいつも私を一般人扱いするんだから」

「一般人だろォが」

「そうだけど、そうなんだけど! 超能力者(レベル5)だもん!」

「はいはい、お前が強いってことはよく分かってるよ」

「何か馬鹿にされてる気がする! むぎー!」

美琴は苛立ちに任せて電撃を放とうとしているようだったが、上条に頭を撫でられているので電気は発現する前に打ち消されていた。
こうしておけば、危険な超電磁砲も間違いなくただの一般人だ。安全安全。

「遊ぶな。ったく、オマエらは気楽でイイよなァ……」

「な、何よ。私だっていろいろ大変だったんだから!」

「上条さんも今日はなかなかハードな一日でしたよ。朝はエセ魔術師に絡まれるし食料全部駄目になるし遅刻するし補習は居残りだし……」

半分くらいは自業自得な気がするのだが、この際ここはスルーしておこう。
一方通行と美琴が気になったのは、最初の言葉だった。

「まじゅつし? って何?」

「オマエも遂に壊れたか……。可哀想ォに」

「ち、違う違う! 可哀想なのは俺じゃなくて自称魔術師の方だと思います!」

「まあ何でも良いけど。何よそのまじゅつしって?」

美琴の質問に、上条は何故か困ったような顔をする。
そして彼は暫らく言葉に迷った後、苦笑いを浮かべながらこう言った。

「さあ。何だろうな?」





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