過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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818: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/17(日) 20:20:18.20 ID:Ud+X54BYo

「それよりミサカはあなたが手に持っているそれが気になるのですが、とミサカはあなたの手元を覗き込みます」

「ン? あァ、これのことか」

言いながら一方通行が持ち上げたのは、例の紙束だった。
ただし流石にその内容を御坂妹に見せる訳にはいかないので、中身は見えないように気を遣っているが。

「風紀委員への届けもンだ。大したモンじゃねェ」

「……そうですか? とミサカは訝しがります」

「そォだよ。オマエが気にするよォなことじゃねェ」

「ですが、風紀委員への届け物なら早めに届けなくて良いのですか?
 風紀委員の支部ならこの時間でも開いていると思われますが、とミサカは首を傾げます」

「急ぎじゃねェから良いンだよ、こっからだと遠いしな。ほら、オマエは大人しく本でも読ンでろ」

「あなたは何を? とミサカは質問します」

「部屋戻って寝る。あとオマエ、夜更かしは程々にしろよ」

「な、何故それを……とミサカは動揺します」

「夜中に目が覚めた時にオマエの部屋の前通ると、必ず電気が付いてンだよ。睡眠時間は大切にしとけ」

適当に返事すると、一方通行は動揺のあまりに固まってしまっている御坂妹を無視して研究所の奥の方へと歩いていってしまった。
そして自分の部屋へと戻ってきた一方通行は、持っていた紙束をベッドの上に放り投げるとデスクに座る。
備え付けられていたコンピュータを起動すると、凄まじい速度でのタイピングを始めた。



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