過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/04/17(日) 20:21:26.22 ID:Ud+X54BYo
一方通行は心中でそれだけ呟くと、彼女に関する更に詳細な情報を求めて書庫の更に深部へとアクセスする。
学校名と所属学科、居住している学生寮まで載っている。
まあ、あくまでただのデータ上の情報なのでどこまで正確なのかは分からないが。最近の学生には不良が多いらしいし。
(よし、これだけ分かりゃ十分だろ。あとはタイミングだが……、まァ何とかなるか)
彼らしくない楽観だが、実際現状で準備できることはこれくらいしかないので仕方がない。
本当は美琴辺りに協力を求めればもっと楽なのだろうが、最近は本当に何かと忙しそうなのでこれ以上の気苦労は増やしてやりたくなかった。
それに、こんな危なそうな事件に彼女を巻き込むということ自体にも抵抗がある。
一方通行は、既に彼女をもっと恐ろしいことに巻き込んでしまっているのだ。
(……これで、完了。行動開始は明日からでイイか)
ディスプレイに表示されていたウィンドウが、作業終了とともに次々と消えていく。
一方通行はそのままコンピュータをシャットダウンすると、椅子の背もたれに思いきり体重を掛けて天井を仰いだ。
(あっちも……、いつか決着、つけねェとな)
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