過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/04/23(土) 21:31:30.99 ID:gPO8oWVwo
(っつゥことは、留守か? ……まァ、中で待ってりゃイイか)
留守というのはまあ正解なのだが、このまま中に入るのは立派な不法侵入だ。
だが勘違いしたままの一方通行は能力を使って強制的に鍵を回して扉を開閉可能な状態にすると、悠々とその中へと入って行く。
一応帰って来た風紀委員が鍵が掛かっていなくて驚くといけないので、鍵は元に戻しておいた。
(コレだけ置いてっても良いンだが……。それじゃあまりにも不親切すぎるか)
一方通行は懐に仕舞っていた紙束を取り出すと、それを適当なデスクの上に置いた。
そして自分もそのデスクの椅子に座り、白井たちを待つことにする。
……当たり前だが、待っている間は非常に暇だ。彼は暇潰しできるような道具を持っていないし、こんな場所にそんなものがある筈もない。
(ン? ……これは)
ちょうど向かいのデスクに置いてあったものを見つけて、一方通行は手を伸ばした。
彼が手に取ったのは、見覚えのある音楽プレイヤー。美琴のものだ。
そう言えば美琴はかなり頻繁にこの一七七支部に出入りしているとか言っていたので、うっかり忘れて行ってしまったのだろう。
(今日はやたらと音楽プレイヤーに縁があるな。どォいう日なンだ?)
下らないことを考えながら、音楽プレイヤーを弄ってみる。
意外と、収録されている曲数は少なかった。
確かこの音楽プレイヤーは新型で、つい先日買ったばかりなんてことを言っていたからまだ少ないのだろう。
(御坂がお勧めっつってた曲は……、どれだ? まァ良い、暇だし適当に聴いてくか)
付けっ放しにされていたイヤホンを装着し、一方通行は再生ボタンを押してみる。
そして流れてきたのは、静かなインスト曲だった。少し意外だ。
(……、…………。眠くなってきた)
静かな曲の所為か、急激に眠気が襲ってきた。
しかし拒む理由も無いので、一方通行は大人しく睡魔に身を委ねて机に突っ伏する。
腕の中に頭をうずめた一方通行は、数分も経たないうちに眠りに落ちた。
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