過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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876: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/26(火) 17:43:06.53 ID:qA9b4sbZo

一方通行は懐から強奪してきた音楽プレイヤーを取り出すと、それを白井に再び投げ渡した。
彼女はそれを受け取るとすぐさまパソコンに繋げ、その内容を確認する。

「これは……」

「な、何? どうしたの?」

「……幻想御手、ですわ」

震えた声で紡がれたその答えに、美琴も驚愕する。
これは一方通行にとっても予想外の結果だったが、彼はあまり驚かなかった。

「もっと詳しいことは分かりますか?」

「そいつらはある研究者に依頼されて大能力者を襲ってた。キャパシティダウンっつゥ道具を使ってな」

「キャパシティダウン?」

「能力者の演算を阻害し、頭痛を誘発させる音響兵器だ。耳栓である程度防げるし、無理な演算をしなけりゃ頭痛は少し抑えられるらしいが」

「そんなものが……」

「あ、アンタそんな奴らに襲われて大丈夫だったの?」

「言っただろ、俺は反射で大抵のモンは防げる。キャパシティダウンの『音』も反射の無害フィルタに引っ掛かって阻まれた」

一方通行の話を聞きながら、美琴はもはや茫然としていた。
白井も情報を纏めるので精一杯なのか、こめかみを抑えて眉間に皺を寄せている。



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