過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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883: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/04/26(火) 17:46:42.81 ID:qA9b4sbZo

『他の連中はどうしていないんだ?』

「ちょうど良いカモ集団を見つけてよォ。上手く行きゃあ超能力者(レベル5)もとっ捕まえられるンじゃねェかって話だ。
 こンな機会は滅多にねェから、見逃してもらえるか?」

『……なるほど、了解した。では、これが次に襲撃してもらう大能力者のリストだ。きちんとリーダーに渡しておくように』

「了解。……それから、一つ聞いて良いか?」

一方通行に紙束を渡した駆動鎧が、言葉に反応して首を動かす。
当たり前だが、ヘルメットに阻まれてその表情は一切確認することはできない。

『なんだ?』

「リーダーたちテンション上がったまま出て行っちまったから、襲撃済み大能力者のリストを持って行ったままなンだよ。
 また取りに来させるのも悪いし、次に接触する日までかなりあるからそっちも困るだろ? だからオマエたちの研究所の場所を教えてくれねェか?」

『………………』

すると、先頭に立っていた駆動鎧は背後を振り返って仲間と目配せした。
ヘルメットの横にあるランプが明滅しているのを見ると、どうやら駆動鎧間でのみ通用する通信を行っているらしい。
彼らは暫らくそうして会話していたが、暫らくすると一方通行に向き直った。

『分かった。絶対に外部には漏らさないと約束できるか?』

「もちろんだ」

真面目な表情をして答えている裏で、一方通行は嗤っていた。
こんなに簡単に行くとは思わなかった。どうやら不良たちは『例の研究者』によっぽど信頼されているらしい。
いや、もしかしたら信頼されているのはキャパシティダウンなのかもしれないが。



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