過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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923: ◆uQ8UYhhD6A[saga]
2011/05/05(木) 23:33:59.55 ID:W4jEtkTQo

「四体もいると隙も何もあったモンじゃねェな。そォいや、キャパシティダウンと同じ数か」

「では、超先程と同じように二手に分かれて二体ずつ破壊することにしましょうか」

「了解」

一方通行の返事と同時に、二人はそれぞれ別々の方向へと跳んだ。
直後、先程まで二人の居た場所に超電磁砲が撃ち込まれる。

背後で巻き上がる砂埃は、もう気にしない。
彼は先程超電磁砲を撃ったばかりで未だエネルギーの充填状態にある駆動鎧に向かっていく。
しかし傍にいたもう一体の駆動鎧がすかさず砲口を自分に向けたのを見て、一方通行は風を使った緊急回避を実行する。
能力で発生させた突風で自分の身体を吹き飛ばすという荒業なのだが、この程度なら反射があるので問題ない。

(つっても、微調整利かねェからある意味賭けだがな)

ひらりと地面に降り立つと、一方通行は思いきり地面に拳を振り下ろして地震を発生させた。
そして地割れを起こした地面に駆動鎧が足を取られて身動きが出来なくなった一瞬の隙に、彼は地面を蹴って一気に距離を詰める。
が、駆動鎧はバランスを崩しながらも懐へと潜り込もうとしていた一方通行に超電磁砲の砲口を向けた。

だが一方通行はその恐ろしい砲口を眼前に突き付けられたにも関わらず、
にやりと笑った。

駆動鎧はその笑顔にぎょっとしたが、引き金を引く手は止めない。
超電磁砲が放たれる。
しかし駆動鎧が引き金を引いたその時には、既にそこに一方通行の姿は無かった。

見事に空振った超電磁砲は駆動鎧の真下の地面に突き刺さり、凄まじい砂埃と凶器と成り得る無数のコンクリート片を飛び散らせる。
けれどもちろん、駆動鎧はこの程度でダメージを受けたりはしない。



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