過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/05/05(木) 23:41:05.26 ID:W4jEtkTQo
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一方通行が目を覚ましたのは、見覚えのある懐かしい病室だった。
ただ、彼の荷物や上条や美琴が持ち込んだあれこれはすべて片付けられてしまっているので、あの時とまったく同じという訳ではないが。
けれどまるであれから誰もこの病室に入っていないのではないかというくらいに、馴染んだ雰囲気が漂っている。
「おや、超目が覚めましたか」
入口の方から聞こえてきた声に振り返ってみると、そこには絹旗が立っていた。
左肩に包帯が巻いてあるのが、服の隙間から見える。
確か、彼女が超電磁砲を受けたのは左肩だった。彼女はもう治療を終えたらしい。
「大丈夫だったか?」
「それは超こちらの台詞です。あなた、肋骨が数本超イッてたんですよ」
「げ」
「……まあ、超医者が治してくれたようですが。なんなんですかあの医療技術、超理解できません」
恐らく、絹旗が言っているのは冥土帰しだろう。
一方通行は医者と言ったらまずあのカエル顔が出てくるので比較対象に乏しいのだが、それでもあの医療技術の異常さくらいは理解している。
折れた肋骨を一日も掛けずに殆ど治癒してしまうなんて、普通ではない。
もしかしたら、一方通行が無意識に能力を使って治癒を促していたのかもしれないが。
「ちなみに、私の方は骨に超罅が入ったくらいで済みました。大事を取って超安静にとは言われていますが、問題ないでしょう」
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