過去ログ - 上条「だからお前のことも、絶対に助けに行くよ」一方「……」
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◆uQ8UYhhD6A
[saga]
2011/05/05(木) 23:48:11.55 ID:W4jEtkTQo
「……心配したのか」
. . . . .. .. . .
「当然です、とミサカは断言します。覚悟はしていましたが、肋骨骨折は流石に頭おかしいと言わざるを得ません」
「もォ殆ど治ってるっつの。……悪かったな」
「本当にそう思っているのでしたらもう少しご自愛を、とミサカは切実にお願いします」
「分かったよ」
そうは言うものの、何だか返事がぶっきらぼうだ。
これではまるで信用できないとでも言うように、御坂妹は盛大に溜め息をつく。
「まったく。お姉様たちの性格が伝染ったのではないですか? とミサカはあの二人に疑いの目を向けます。
それに今日は『あちら』の方もてんやわんやの大騒ぎだったようですし、本当に気苦労が絶えません、とミサカは疲労感を露わにします」
「?」
「こちらの話です、とミサカは不思議そうな顔をしている一方通行を躱します。
それにしても親は子に似るとは言いますが、似なくても良いところまで似てしまいましたね、とミサカは再び大きなため息を吐きます」
「オマエ今何つった。誰が親で誰が子だ」
「聞き間違いではないですか? とミサカは口笛を吹きながらしらを切ります」
つんとそっぽを向いたまま言うと、御坂妹は本当に口笛を吹き始めた。
妙に上手いのは何故だろうか。
流石に口笛の吹き方までは洗脳装置で強制入力されたりしないだろうに。
「……ですがまあ、悪い影響ばかりではなく良い影響も与えてくれているようですのでそこは感謝しなければなりませんね、
とミサカはフォローします」
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